『地球へ…』これを『テラへ…』と読むことができた人は、おそらく私と友達になれる素質をお持ちだろうと思います、
ジョミー・マーキス・シン
昔々テレビで映画版を見たときは、ジョニーだと思っていました。
人に想いを繋ぐということ、託すということ、託されるということ。
地球再生のために特別な政治体制を導入した人類。
すでに人類からある確率で発生しつつあったミュータント。
その発生を根絶することは、すべてをコントロールする巨大コンピュータには許可されていなかったが、体制を守るために抹殺し続けていた。
自然の摂理として発生してくるミュータントを根絶することを良しとしなかった科学者達が人類をコントロールする巨大コンピュータを設計するときに指令として組み込んだためだった。
巨大コンピュータは惑星地球の再生を人類によって託され
ジョミーはニュータント達を地球へ導くことを託された。
巨大コンピュータによって設計された素晴らしい能力を持つ人間も登場する。
キース・アニアン
体制と自らの出生に疑問を持ちつつも、体制側のために働くキース。
とある惑星に降り立ち、しばし急速をとるミュータント達。
初めて母体で妊娠し、自然分娩された数名の子どもたちは非常に大きな力を持ち、
もはやヒトの姿を必要としないほどの能力。
戦いの後に、あまりに強い力のために、地球から離れていく彼ら。
彼らもジョミーが受け継いだ想いを実現するためにはひとまず協力する。
そして、人間であれ、ニュータントであれ、誰かがその体制を超えるものを求めた時に目覚める第3の勢力(これも巨大コンピュータなのだか)。
銃を使うか、ESPを使うか。
手段が異なるのはそれぞれの能力が異なっていたからだ。
立場が違い、それゆえに手段と目的が異なる。
目指す先が違う。
それぞれに含まれる矛盾に気づき、頭を悩ませる。
違っていて、なにが悪いんだろう。
ヒトは何もかもが異なった集団。
たとえ双子でも、同じ空間を共有することはできず、異なる景色を見る。
違っているというだけで、なにもかもが、争いの種だ。
なんとなさけない。
人類は幼すぎるのだろうか。
(誤字脱字修正 2012-11-22)
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