2009年9月26日土曜日

EVERUN NOTE 液晶フレキ 工作編

 いよいよ、工作、実装します!!

↓ 摘出した液晶画面用のフレキシブルフラットケーブル(FFC) (再掲)
  0.5mmピッチの30極です。
  端子は裏表になっているように見えますが、中で線がねじれているだけなので
  FFCを買うときは端子が同じ面に出ているタイプのものを選びます。
  念のためにテスターで調べて納得してから先に進んでくださいね。
↑ 前回も書きましたが、このスケールの17cm付近のU字型の部分が
180度以上ねじれることにより、液晶の開閉の動きを実現しているのが、EVERUN NOTEなのです。

FFCを入れ替えることにより修理しようとしているのですから、この設計と同じ轍を踏んではいけません。
このU字型の液晶寄りの部分が、ヒンジのカバーの中で棒状の構造の横を通っていました。
この棒とカバーの隙間を利用して、FFCをくるくると巻いて収納し、180度という大きな動きを吸収することにします。

ここには写真はありませんが、幅15mmの紙を用意して、折り曲げたり巻いたり、実際にヒンジ部分を通してみたりして、実験した結果、置換するFFCは250mm以上の長さがあればよいことがわかりました。

それでは、FFCの規格と長さがわかったので
FFCを買いにCoCoNet液晶工房に行きましょう。ネット通販もしてるらしいです。
すばらしい店だなぁ。アキバってすばらしい街だなぁ。

↓ ここがお店です。


↓ 末広町交差点の南西側の角から西に歩いて、この角を左に曲がります。


↓ 端から3軒目の建物が目的の場所です。


↓ この写真を撮った日は定休日でした…(休みの日は事前に確かめましょう>自分)
↑ 私が(営業している)お店に行ったときは、入り口を入って左側の床の上に、封筒に入って
各種規格・長さのFFCが並んでいました。
どんなに短くても長くても一律480円!
買って帰るときは、折れ曲がったり傷ついたりしないように、ダンボールのお手製の筒に入れてもらいましょう。

ヒンジ部分を通すためには、FFCを10極ずつの幅(5mm)にしなければなりません。
つまり縦に裂く必要があるのです。
念のために3本買って帰りました。


↓ 線のはいっている部分を、カッターナイフで切りました。
  目印となる線を描きます。
  カッターナイフの刃は必ず新しい部分を用います。
  切るときは定規を使わないほうが成功しました。
  力を入れず、刃を寝かせて、軽く軽く、ごくわずかな線と線の隙間のへこみに沿わせて刃を移動する感じで
  数回なでるように刃を移動させると、隙間だけが切れます。

力んだり、当てていた定規が少しでもずれたら、線を切ってしまいました。
この作業はかなり難しかったですが、上記のコツを呑み込んでから行えば、おそらく成功するでしょう。

↑ FFCの液晶側になるほう(写真左側)から80mmあたりから、本体側のぎりぎりまで切りました。
  両端の青いのは端子の保護板で、写真では下側(裏側)に金色の端子があります。


↓ 実装イメージです。となりに置いた純正FFCは裏返しにしてしまいましたが
  雰囲気は伝わると思います…
↑ まきつける部分は伸ばして写真を撮っていますが、実際には伸ばさずに収納します。
  きつく折り曲げた部分は、浮いて曲げ伸ばしを繰り返すような状態になると金属疲労で折れてしまうと
  思ったので、両面テープ等で固定しています。


↓ 本格的に実装する前に、接続テストをしましょう。






↑ HDDが入っていないので、まあ なにかしら字が読めれば成功です。



残念ながらこの先は写真がありません。
読みにくい文章ですみませんが、注意したこと、失敗から学んだことを列挙してみます。

  • どんなに面倒でも、ネジを1本抜いたら、そのネジとネジ穴とスケールの3つを一緒に写真に収めておくことを、強くお勧めします。組み立てるときに必ず役に立ちます(私はこれがなかったのでちょっと苦労しました)。
  • 無線LANのアンテナを忘れずに取り付けましょう。
  • ネジが、カバーのHDDの入る場所にあいている穴から落ちてしまって、キーボード手前側の磁石にくっついてしまい、もう一度カバーを開けないと取れなくなってしまいます。ここの穴はマスキングテープ等で塞いでおいてから組み立てをしたほうがいいでしょう。
  • 特に本体下側カバーをはめるときはコネクタ類をちょっと押し込む感じで入れるとうまくいきました。
  • 液晶の裏側の金属のカバーのFFCに触れるところは、金属が直接触れないようにちょっと厚みのあるテープを貼って保護しました。
  • 純正FFCに張り付いていたクッションはすべてはがして再利用しました。特にヒートシンクとの隙間を保っていたクッションは同じ位置に貼ります。
  • 折り曲げ部分は両面テープで固定した上からさらにテープで保護してもいいと思います。
  • ヒンジ部分に巻くところは、ネジで留める部分なので、はさんでしまわないように、厚みのある両面テープ等を用いて、巻き終わって直線になったところを固定します。
  • ネジで留めるヒンジはネジ穴の向きを良く合わせないとネジが入らないので注意します。
  • ネジで止めない側のヒンジは面取りされていることと溝が切ってあることを考慮し、カバー側の溝がはまるでっぱりを良く見て、カバーをはめ込みます。
  • カメラが本体の基板から外れやすいのでしっかりコネクタがはまっていることを確認してからカバーを閉じます。
  • FFCは液晶の他にもあります(HDD、カメラ、ポインタ)。切らないように注意しましょう。
  • ポインタとその隣のマウスボタンは、組み立て時に浮いたりずれて挟まったりしやすいので、表側からテープで留めちゃってから組み立てると、簡単でしょう。
  • 組み立て後にキーボードが浮いていましたが、すこし強めに押し込んだらパチンとはまりました。が、単にラッキーだったんだと思います。

と、いうわけで、修理が完了しました。

いまも、修理したEVERUN NOTE を使ってこの記事を書いています。

海外のユーザーたち(English speakers)の間では、FFCを共同購入するんだとか、したとかいう話題も
あるようですが、普通にお店でFFCが買えてしまうラッキーな私たちは、ここに私が行ったような
方法で修理してもいいのではないでしょうか。

最後になりましたが、一般的な注意点はすべて省きました。
もしも同様の修理を行う方がいらっしゃるなら、ぜひお気をつけてなさってください。

補足、訂正、ご意見、何でもお気軽にコメント等してください。

では、末永く、この愛すべき小さなPCをかわいがりましょう~


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